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2026.05.04 |

今も語り草の世界の「クロサワ」の偉大さ

団塊世代の私らにとっても、やはり印象深い黒澤明監督。

1943年に『姿三四郎』で監督デビュー。
以後、終戦を挟んで『一番美しく』『わが青春に悔なし』
『素晴らしき日曜日』『醉いどれ天使』『野良犬』などの
社会派ヒューマンドラマの佳作を次々と発表し、東宝の看板監督の一人となる。

1950年に大映で撮影した『羅生門』(原作は芥川龍之介の『藪の中』)は
1951年にヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞。

そうなのです。ヴェネチアで金獅子を獲ってるのですよね。黒澤は。
続けてドストエフスキー原作の『白痴』(1951年)や
ヒューマンドラマの傑作『生きる』(1952年)を発表、
後者でベルリン国際映画祭上院特別賞を受賞。

1954年に発表した大型時代劇『七人の侍』は大ヒットし、
ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞するなど高い国際的評価を受ける。

シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代を舞台に翻案した
『蜘蛛巣城』(1957年)や娯楽時代活劇『隠し砦の三悪人』(1958年)を作成後に、
独立プロダクションである黒澤プロを設立。

時代活劇の傑作『用心棒』(1961年)『椿三十郎』(1962年)、
社会派サスペンスの傑作『天国と地獄』(1963年)を立て続けに発表し
大監督の名声を確定させました。

本国外の映画作家らへの影響は計り知れず、ジョージ・ルーカスは代表作
『スター・ウォーズ』の登場キャラクターを『隠し砦の三悪人』から
着想したと述べており(そもそも『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』
自体のストーリーが『隠し砦の三悪人』に酷似しており、
ファーストシーン・ラストシーンともそっくり)、
スティーヴン・スピルバーグの『未知との遭遇』の砂嵐の中から
ジープが現れる場面は『蜘蛛巣城』、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』で
主人公が後ろ姿だけで顔を見せない冒頭は『用心棒』、
『プライベート・ライアン』のオマハビーチの戦闘シーンは『乱』を模したと言われ、
フランシス・フォード・コッポラの『ゴッドファーザー』のファーストシーンの
結婚式の場面は『悪い奴ほどよく眠る』の手法を模したといわれる。

また、『七人の侍』が米映画『荒野の七人』(ジョン・スタージェス監督)、
『用心棒』が米映画『ラストマン・スタンディング』(ウォルター・ヒル監督)
などに翻案され、イタリア映画『荒野の用心棒』(セルジオ・レオーネ監督)のように
盗作問題に発展したケースもある。

最近では、テレビドラマで黒澤のリメイクもあったり、
まだまだ黒澤の魂は受け継がれていくようです。

今一度クロサワの偉大さを見直すのもいいかもしれませんね。

▼黒澤明と『七人の侍』“映画の中の映画”誕生ドキュメント
 

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2007.10.29 | Comments(0) | Trackback() | 定年後趣味・興味

使うほどに手になじむ万年筆の魅力

団塊世代の私らも、パソコンが普及しようとも、
やはりモノを書くときには万年筆などを使ったりします。

もともと万年筆はペンとともに1960年代頃まで、
手紙やはがき、公文書など改ざん不能な文書を
書くための筆記具の主流でしたが、徐々に
ボールペンに取って代わられ、1970年代に
公文書へのボールペンの使用が可能になったこと、
また書き味に癖がなく安価な低筆圧筆記具である
水性ボールペンが開発されたことで、
万年筆は事務用・実用筆記具として少し地位を落としていました。

ですが、最近になって、万年筆特有の書き味が見直され、
趣味の高級文具として復権の兆しが出ているそうです。

万年筆が静かなブーム IT時代も女性のステータス【産経イザ!】

万年筆はデザイン性、希少性でも素晴らしく、
コレクターズアイテムとして集めている人も多いようですね。

ちなみに、戦前には日本の万年筆製造は盛んで、
1940年には世界生産量の半数を日本で生産していました。

万年筆の歴史は200年ほど。

1809年、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが、
ペン軸にインクを貯蔵するペンを発明し、特許を取得したのが万年筆のはじまり。
同年、イギリスのジョセフ・ブラマも同様の特許を取得。
この頃から「fountain pen」(英語で泉のペンの意)と呼ばれるようになったそうです。

1883年、アメリカの保険外交員ルイス・エドソン・ウォーターマンが
毛細管現象を応用した万年筆を発明(現・フランスの万年筆会社ウォーターマン)。
現在の万年筆の基礎となりました。

万年筆が日本に入ってきたのは、1884年、横浜のバンダイン商会が
輸入したのが始まり。東京日本橋の丸善などで販売。

当時は「針先泉筆」と呼ばれており、「萬年筆」と命名したのは、
1884年に日本初の国産万年筆を模作した大野徳三郎と言われています。
丸善の当時の販売担当の金沢万吉の名にちなみ、
「万さんの筆=“万年筆”」と名付けられたという説もあるようですね。

カートリッジ式の万年筆を発明したのは、
阪田製作所(後のセーラー万年筆)の阪田久五郎と言われていますが、
阪田は1954年にカートリッジ式万年筆の特許を取得しているものの、
同社が実際にカートリッジ式万年筆を初めて発売したのは1958年のことで、
1957年にカートリッジ式万年筆(オネスト60)を発売したプラチナ萬年筆に遅れをとっています。

万年筆は、他の筆記具とは違い、低筆圧で筆記でき、
その名の通り半永久的とさえ言われるほどの長期にわたって
使用することができます。

また、使用者の癖に応じてペン先の形状などが変化し、
オーナーにとっては書き心地が向上する(いわゆる、馴染んでくる)という長所もあります。

今や女性からも人気のアイテムとなっている万年筆。
団塊世代の私らも、ちょっと自分へのごほうびに
買ってみるのもいいんじゃないですかね。

▼ちょっとおしゃれなPILOT【万年筆】平蒔絵
 

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2007.10.29 | Comments(0) | Trackback() | 定年後趣味・興味

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