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2024.09.20 |

谷が深いほど、山も大きくなる理由

団塊世代の私らも、ある程度長生きしてるので
ようやくこういうこともあるのだな、と感じることがありますが、
たとえば「人生山あり谷あり」ということば。

これを意訳すると、谷(どん底)が深ければ深いほど、
山も大きくなる、などとよく言われます。

そりゃあ、そうです。
谷が深いなら、山も高くなる。

なるほど道理です。

最近話題の「ホームレス中学生」の田村君。
彼はそんな例なのかもしれません。

中国のことわざに、こんな言葉があります。

「人間万事 塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)」

中国の北の方に占いの上手な老人が住んでいました。
さらに北には胡(こ)という異民族が住んでおり、国境には城塞がありました。
ある時どういうわけか、その老人の馬が北の胡の国のほうに
逃げていってしまいました。
この辺の北の地方の馬は良い馬が多く、高く売れるので
近所の人々は気の毒がって老人をなぐさめに行きました。
ところが老人は残念がっている様子もなく言いました。

「このことが幸福にならないとも限らないよ。」

そしてしばらく経ったある日、逃げ出した馬が胡の良い馬を
たくさんつれて帰ってきました。
そこで近所の人たちがお祝いを言いに行くと、老人は首を振って言いました。

「このことが禍(わざわい)にならないとも限らないよ。」

しばらくすると、老人の息子がその馬から落ちて足の骨を
折ってしまいました。近所の人たちがかわいそうに
思ってなぐさめに行くと、老人は平然と言いました。

「このことが幸福にならないとも限らないよ。」

1年が経ったころ胡の人たちが城塞に攻め入ってきました。
城塞近くの若者はすべて戦いに行きました。
そして、何とか胡人から守ることができましたが、
その多くは戦いで死んでしまいました。
しかし、老人の息子は足を負傷していたので、
戦いに行かずに済み、無事でした。

この話は、中国の古い書物「淮南子(えなんじ)」に書かれています。

「人間万事塞翁が馬」の「人間(じんかん)」とは
日本で言う人間(にんげん)の事ではなく、
世間(せけん)という意味。

「塞翁」というのは、城塞に住んでいる「翁(おきな)=老人」という意味です。

「城塞に住む老人の馬がもたらした運命は、
福から禍へ、また禍から福へと人生に変化をもたらした。
まったく禍福というのは予測できないものである。」という事です。

世の中の悪いことは裏を返せば
誰かにとってはいいこと。

だから、人は他人の不幸を喜んだりするのかもしれません。

そう考えれば、悪いことがあってくよくよする必要もないですよね。
大丈夫、次はいいことがあるさ、と。

なんとなく、「ホームレス中学生」の話を聞いていると
そんな気にさせられますね(^^;)。

▼ホームレス中学生

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2008.01.25 | Comments(0) | Trackback() | 定年後趣味・興味

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