団塊世代の定年退職ノウハウ

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2024.09.21 |

目的がハッキリしていれば皆も納得するのだが

団塊世代の私も、定年退職をして
若い者にバトンを渡すときに、少し注意していたことがあります。

それは、出口戦略＝すなわち目的・目標・ゴールがキチンと見えていて
それに向かって突き進んでいるかどうか？という資質です。

目指すゴールがわかっている人は、
話していても、プロジェクトを進めていても
決してブレません。

だけど、最近の若者に多いのですが、
人の話の流れを受けて、コロコロと話を合わせてくるタイプ。

スピードは一見速いし、快適に見える。

だけど、これ、一見いい人でも、経験上、あまりプロジェクトの推進リーダーには向きません。
なぜなら、自分の進むゴールを自分で描けてないから……。

プロジェクトは「旅」に似ている、とよく言われます。
また、夏休みの宿題にも似ているとも言われます。

詰め込みすぎて、無謀なプランにするとたいていうまくいきません。
目的地がしっかりしてないと、旅先もブレたりします。

・目的
・予算
・スケジュール

たとえば壮大なプロジェクトになればなるほど、
それが失敗する……という確率は、研究者の間で数値化されていたりします。

計画性とバランス感覚のあること。
それが大事だったりするんですよね。

さて、そんな目で見たとき、どうも橋下府知事は、
心もとなく感じるのですね。

テレビ出演で慣れた「空気の読み」と受け答えは
さすがなのですが、コロコロと発言を覆す。

これ、プロジェクトリーダーとしては要注意人物だと感じてしまいます。

しかも周囲の人々に｢わからないことが多いので、
どんどん指摘してください｣と言う。

もはや繰り返しませんが、大阪の財政状況は
普通に考えると破綻してます。

これをどう逆転回復させるのか？
それは、他人の意見をあてにしてるような
人物には、普通は不可能だと感じます。

だけど、大差で選挙は勝ってしまった。

この落とし前、どうつけてくれるのか。
いや、どう覆してくれるのか？

かなり不安視・疑問視しながら拝見してみますが、
たとえばこんな発言。
公立小・中で初…橋下知事「学力差クラス編成する」 【イザ!】

これも、受け取り手からすると、「ゴール」「目的」がハッキリわからないから、
多くの人が共感も得ないわけです。

あっちにいき、ふらふら。こっちに行き、ふらふら……。
いやいや、そんなヒマがあるのなら、一刻も早く
財政再建だけにまずは集中しなさい、と感じてしまうのですけどね。

▼「なんでだろう」から仕事は始まる！

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2008.02.02 | Comments(0) | Trackback() | 団塊世代の一言