団塊世代の定年退職ノウハウ

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2025.02.23 |

発言を二転三転させるのは基本的に信用されない

団塊世代の私らから見ても、注目された大阪府知事選。

東京都渋谷区幡ヶ谷生まれ、大阪府大阪市東淀川区東中島で育った橋下徹弁護士が
紆余曲折の末、大阪府知事選で勝利しました。

大阪府の借金は4兆3,004億6,100万円（平成18年度見込み）に達し、
金額では東京都の約17兆円、北海道の約5兆2,000億円に次いで3番目。

破綻寸前と言われつつ、大阪市の職員厚遇問題がやり玉に挙がっていたり
いろんな不正も問題となっているわけです。

また、大阪は職員厚遇も含め、根の深い問題をいくつも抱えているため、
自律的に財政健全化をするのは極めて困難と言われ、
できる限り早く財政再建団体になるべきではないかとすら言われています。

参院選後の大きな焦点となった
大阪市長選挙は、民主から出た元アナウンサーの平松氏が圧勝。

そんなところに出てきたタレントの出馬。
レギュラー番組はテレビ・ラジオで36本もあったそうですが…。

橋本徹弁護士の略歴を見てみると、
小学6年生時に大阪へ移住。
中学3年生時に母が再婚。大阪市立中島中学校を経て
大阪府立北野高等学校卒業。

中学・高校時代の同級生には現自民党衆議院議員の川条志嘉がいるそうで、
今回の出馬ともなんとなく関係がありそうな感じはしますね。

中学校・高校時代はラグビー部に所属。
北野高校3年時には、第67回全国高等学校ラグビーフットボール大会大阪予選を
勝ち抜き全国大会に出場。

高校での成績は進級が危ぶまれるほどだったものの、
現役時代は早稲田大学の2学部のみを受験するも失敗。

1年間の浪人生活を経て、再び早稲田大学5学部を受験。
全て合格した中で、早稲田大学政治経済学部経済学科に入学。

大学時代に革ジャンの卸売業に携わっていた際、2
00万円の不渡り手形をつかまされ、手形法などを勉強したのが
きっかけで弁護士になることを決める。

1994年に司法試験に合格。

競争の土俵に上がれる者は、徹底的に競争させるべきとの立場で、ニートに厳しい。
一方、競争の土俵に上がれない人へのサポートは厚くすべきと主張し、
生活保護について「病気や障害・高齢者などでスタートラインにすら立てない人を
『自己責任』として放置するのは健全な競争社会を破壊する」と発言。

「日本の一番情けない所は、単独で戦争ができない事だ」と述べ、
核兵器保有を肯定。テロ対策法などを一方的に批判する意見には反発も。

男子皆兵制の復活を主張することもあるほど。

改憲・右派の弁護士は珍しいと言えます。

38歳にして子だくさん。
だけど、発言には、まだまだ若さも感じます。

いい意味でも悪い意味でも若い。

タレントの出馬は、意外と受け入れられますが、
丸山弁護士のような人情派には、多くの人が期待を寄せますが、
橋下弁護士のような若くて発言に鋭い人を、大阪の人々は
どう思うか？

さらに発言を二転三転させる人物は、基本的には
信頼できない…というのは、団塊世代の私らの経験で感じる部分でもあります。

もっと言えば、キチンとした財政再建ができなければ、
夕張に続く破綻だってありえる状況なのが、今の大阪。

政治の専門家でもない弁護士に期待できるのは
リーダーシップと指導力…でしょうが、光母子の一件での
衝突ぶりを見ていると、少し調整力不足にも感じます。

どうなるのかは、興味津々ですけどね。

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2007.12.11 | Comments(0) | Trackback() | 団塊世代の一言