団塊世代の私などは、平成22年から義務付けられるという
住宅用火災警報器の設置に、頭を悩ませてますが、
やはり火災による死亡事故などを見てしまうと、
こういうことも大事なのか……と感じてしまいます。
そもそも火災時の避難というものは、
日頃から訓練というのも、なかなかできないものです。
とはいえ、いざ、となったときには、
次の4つだけ、頭の中に入れておくと
かなり違いがあるといいます。
生き残るかどうか、ほんのちょっとした違いでしかないわけですが、
ぜひ覚えておくといいかもしれません。
火事になってしまった場合
①周りに知らせる。
②逃げるか消すかを瞬時に判断する。
③煙を吸い込まないように姿勢を低く保つ。
④119番に通報する。
もう少し具体的に言うと、
●天井に火が燃え移ったときが避難の目安
●避難はお年寄り・こども・病人・障害者を優先
●服装や持ち物にこだわらず、できるだけ早く避難する
●ちゅうちょは禁物。炎の中は一気に走り抜ける
※頭から水をかぶり、濡れたシーツでからだ全体をおおい走りぬけるのも効果的です
●煙の中を逃げるときは、できるだけ姿勢を低くして
※濡れたタオルで口と鼻をおおい、低く床をはうように脱出(階段も同じ)
※室内なら壁づたいに。廊下なら中央を
※ナイロン製の袋に空気を入れてかぶれば、1分半は呼吸ができる
●いったん逃げ出したら、再び中には戻らない
●逃げ後れた人がいるときは、近くの消防隊にすぐに知らせる
水の使い方、タオルの使い方も大事といえます。
そのほか、こうしたサイトも参考にはなります。
■普段利用している地下鉄での火事に対する予備知識。
「地下鉄火災の避難対策」
■災害時に対する心構えや対処法などを東京都が紹介
「総合防災部ホームページ(東京都)」
「対岸の火事」という言葉がありますが、
いつまでも、対岸ではない、という意識も大事なのだと思います。
▼ナショナル 住宅用火災警報器
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