[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

定年退職を続々と迎える団塊世代。 定年退職後の生活費はいくらかかる? 年金はどうやって確認したらいい? 定年退職しないで、まだまだ働くにはどうしたらいい? 趣味と実益を兼ねて 有益な情報をお届けします。
団塊世代の私も、戦後生まれですから、
戦争は知らない世代です。
知ってるのは、かろうじて朝鮮戦争、もしくは
その後の国際社会での冷戦時代の数々です。
とはいえ、国際社会における大事なものというのを
考えるときに、話題になっている「思いやり予算」というものの
議論が、うーん……と感じなくはないです。
在日米軍再編問題に関して、しばしば聞かれる言葉の一つ。
「思いやり予算」という言葉。
「思いやり予算」というのは、1978年度から開始された
在日米軍駐留経費の日本側の追加的負担の俗称であり、
当時の金丸信防衛庁長官が「思いやり」という表現を用いた
ことから広まったとされてますが、当時
金丸氏は、日本側の追加負担をアメリカへの
「思いやり」のようなものだと説明しましたが、
それは、あくまで従来以上の負担を渋る世論を説得するための
方便に過ぎなかったわけで。
アメリカ側は、日本側の追加負担を
当然「思いやり」などとは認識していないのが問題なんですよね。
アメリカとしては、日米間の経済情勢の変化や
日米を取り巻く安全保障環境の変化に見合った、
日本による「必要経費の負担」である、というものです。
もしくは、日米同盟下における日本側の負担は、
それが金銭によるものであれ、実質的な軍事力の提供によるものであれ、
それらはすべて、「同盟維持の上で日本が行うべき責任負担」というわけで。
普通は問題視することも、矛盾を生じそうなこの話。
それを問題視させているのは、やはり長期的な不景気。
とはいえ、思いやり予算を、「思いやり」として、
つまり日本からアメリカへの一方的な負担として認識する
というのが、このマスコミ報道の論点なのでしょうが、
実態は、日本が実際的な軍事力を提供する代わりに、
相場よりも多めに金銭を負担することで、
日本を巻き込む有事の際にも、日本国民が汗も血も流さずに済ます、
というものが本質。少なくとも、アメリカはそのように認識しているわけです。
要は「思いやり予算」というものは、
日本が金銭によって、実際的な軍事力の提供を回避するためのもの。
日米間の関係を保ったまま、日本の金銭的な負担を軽減しようと思うのなら、
有事の際には血も汗も流す覚悟が必要……というのがあるわけです。
その覚悟もなしに、負担のみを回避しようとするのは、
おそらく国際社会においては虫が良すぎる話。
「思いやり」で問題が解決するほど、国際社会は甘くないのですよね。
とはいえ、その使われ方が米軍基地内のゴルフ場とか
そんな部分も指摘されてるわけですけど、そのへんは
お金があったら、いろいろありますよねぇ(^^;)。
【関連記事・イザ!】
米軍基地にゴルフ場10カ所 「士気維持が目的」
【明解要解】「思いやり予算」減額要求に米反発
【正論】西原正 「思いやり予算」という非礼
国会空転で焦る与党 「思いやり予算」など宙に
思いやり予算に理解求める ライス在日米軍司令官
思いやり予算、衆院通過 小沢氏が本会議欠席
思いやり予算、民主が初の反対 承認20日前後、訓練計画に支障も
思いやり予算が審議入り 予算執行ずれ込みも
2008.04.03 | Comments(0) | Trackback() | 団塊世代の一言
忍者ブログ [PR]