団塊世代の定年退職ノウハウ

団塊世代の私の時代などは、
日本全国が中流家庭。

勝ち負けなんて話の前に、まず頑張る、
頑張れば報われる。

そんな時代ではありましたが、今の時代はどうもそうではないのかもしれません。

勝ち組、負け組。

定職がなければ負け犬だ。
30後半の独身女性は負け犬だ。

思えばこんな言葉が飛び交うようになってきたのは、
ホリエモンや小泉政権の頃からでしょうか。

そして、その結果が「格差社会」。

とはいえ、本当にそうなのか？とふと感じます。

そもそも、人生に勝敗などはないはずで、別に
成績が悪くたって、いい人生は送れます。

逆に成績が優秀でも、いい人生とは限らない。

いろんな生き方、いろんな謳歌の仕方がもっともっと
世の中にはあるはずです。

そこに目も当てず、画一的に負け組だ負け犬だとマスコミも含めて煽って言う。

これは、根本的には、そういうことについて
教育の現場で教え、学ばせてきていないからだといえるのでしょうが、
それ以前に、普段のマスコミも、世の中の本当のすばらしさ
というものを一部しか見せていないといった問題があるのではないでしょうか。

犯人の動機や環境の解明は、１０年後、２０年後を見据えたものであって欲しいと
感じます。

凶悪犯罪の犯人が注目を集めたら、また別の凶悪犯が出てくる……。

数週間したら、忘れているようなその場限りの報道のあり方と
問題への議論は、やはりどこか問題があるように感じます。

▼〈負け組〉の戦国史

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