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定年退職を続々と迎える団塊世代。 定年退職後の生活費はいくらかかる? 年金はどうやって確認したらいい? 定年退職しないで、まだまだ働くにはどうしたらいい? 趣味と実益を兼ねて 有益な情報をお届けします。
団塊世代の私も、短い60余年の歴史を見ても、
日銀の総裁が不在というのは、さすがに初めて見た光景でした。
そもそも日本銀行は、政府から独立した法人とされ、
公的資本と民間資本により存立し、
日本銀行法に基づく認可法人であり、日本国の中央銀行なわけですが、
今回の異例の事態をアメリカのウォール・ストリート・ジャーナルなど
主要な新聞は、「世界第2の経済大国、日本の中央銀行トップの不在は、
アメリカ経済の混乱と合わせ、日本だけでなく世界経済にも影響を及ぼすだろう」と
伝え、ワシントン・ポストは、写真付きで大きく紙面を割いて
「日銀のトップを決められないという事実は、日本政府が長い間、
マヒし続けていることの一つの表れである」とした上で、
福田首相の支持率が低下したことにも触れています。
また、アジアの声として、シンガポールのストレーツ・タイムズは
「考えられないことが起こった。野党が受け入れられない人物を二度も推した
福田首相に明確な責任がある」と批判。「(金融システム危機などへの
対応に追われる)世界は、日本の足並みの乱れを受け入れる余裕はない」とも指摘しています。
さて、日銀前総裁の福井氏は、低金利政策の「正常化」を目指していましたが、
タイミング悪く起こった、サブプライム問題の深刻化で追加利上げは
見送らざるを得なかったのですが、推挙され渡辺氏は、財務省出ということで、
小沢さんは否定的なようですが、
最近の政策のほとんどは財務省にコントロールされている
とまで言われている福田首相の動向を見るに、
まだまだ一筋縄にはいかなさそうですね……。
そもそも大事な日銀総裁選び。
本来は、経済を熟知した人が担うべきなんでしょうが、
一方で徹底的に排除されようとしている
財務出身者の天下りの排斥。
こうした政治的な思惑は、はたして
経済として見た場合に正解だったのか?
日本国民だけでなく、世界経済的にも日本の政権への
批判が出始めていることのほうが、よっぽど問題としては
根深い気がしますけどね。
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2008.04.08 | Comments(0) | Trackback() | 団塊世代の一言
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