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2024.04.30 |

子供の虐待の実態と子供への影響

団塊世代の私も、孫が親に怒られている姿を見ると、
どうも悲しい気持ちになります。

最近は社会の状況を反映してか、親の感情のはけ口が
子供にいっているような気がするのですよね。

そして子供が犯罪に走る。
昨今の大きな事件の数々も、そうした側面が一部で見受けられるような気がします。

厚生労働省の調査によると、全国の児童相談所における
児童虐待処理件数は、平成16年度では33,408人。
平成11年度の11,631人に比べると6年間で約3倍に増加しているそうです。

また、東京都の児童虐待相談受理件数でも、
平成11年度の1,315人に対して
平成16年度には3,019人と3倍近い増加となり、
都の子ども人口1,000人に対して1件の割合となっています。

児童虐待は年々深刻化し、切迫した問題となってきています。

これは子どもを持つ親ばかりでなく、
周囲の大人や社会がしっかりと認識して、
共に考えていかなければならない問題なんだと感じます。

児童虐待を受け続けると、子どもは、身体発達の遅れや
情緒不安定やうつ状態になったり、心の傷がトラウマとなって
自己否定感を強く持ったり、依存症になったりと、
その後の人生にも色濃く影響を及ぼすことも少なくないようです。

東京都保健福祉局の『児童虐待の実態』(白書)の概況(平成13年)によると、
虐待につながると思われる家庭の状況は、以下のようになっています。

1位) 経済的な困難
2位) ひとり親家庭
3位) 夫婦間の不和
4位) 育児疲れ
5位) 親族・近隣・友人からの孤立


「虐待を受けた人は、子どもにも繰り返す」という世代間連鎖が
信じられていますが、この白書によると生育歴のなかで被虐待経験を持つ人は
約1割にすぎません。

また「望まれずに出生」や「女性の社会進出」も虐待につながりやすいと
考えられてきましたが、こらも高い値を示していません。

つまり「あの人は虐待するかも」などと先入観を持つのは、
お門違いといわれています。

虐待をしてしまうのは、その人が特別だからではなく、
いろいろな状況の中で、八方ふさがりに育児をしていると、
子どもの行為に過敏に反応しやすくなってしまうことがあるようです。

大切なのは、虐待をしてしまう前に周りが気づいてあげること。

その際には、否定したり説教したりせず、
まずは気持ちを受け止めてあげることが第一歩といえるのかもしれません。

未来の子供たちと社会のために、まず私たちができることを
考える必要がありそうです。

▼抱かれる子どもはよい子に育つ
 
 

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2008.06.10 | Trackback() | 団塊世代の一言

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